高専柔道小説「北の海」井上靖 [本]
井上靖の自伝的小説「北の海」上・下巻読み終えた。
面白くて一気に読破した。
かなり前に読んだ作品なのでほとんど内容忘れてた。もっと高専柔道の話がびっしり書かれてたと思ってたけど実際柔道部でのシーンは全体の3分の1くらいだった・・
けど十分高専柔道の魅力が描かれてて俺もこんな柔道やりたかった!とおもわせてくれます。
「こんな柔道」とはー立ち技でなく寝技がメインの「練習量がすべてを決定する柔道」です。
作中の名言としてほかに「学問をやりにきたとおもうなよ、柔道をやりにきたと思え」「いっさいものは考えるな」「この世に女はないものと思え」
等この柔道部の教えはすがすがしいほどシンプルで力強い!ロマンを感じるなあー。
漫画の「柔道部物語」のような部活の楽しさ(実際やってる人間はしんどいけど)がビシビシ伝わってきます。
柔道に特別詳しくなくても全然楽しめるとこもいい。
やっぱり高専柔道漫画描きたい!猛烈に!!
マイ本棚殿堂入り作品に決定。
映画「少年時代」 [映画]
映画「少年時代」(1990年)見た。
かなり前にも見たけどじっくり見返してみるとかなり面白かった。
原作は藤子不二雄Ⓐ先生の漫画で子供のとき(中学生くらいかな?)見てなんか異色な漫画やな~と思った覚えがある。絵柄や舞台(富山)は「まんが道」なのに内容は少年たちの権力闘争で・・・
田舎の小学校はまさに戦国時代!勉強も出来てケンカも強いタケシは暴君として君臨。反抗する巨漢フトシも軍門に下る。
そこへ秀才ケンスケ登場。策謀をめぐらしタケシを倒す。さらにその後調子に乗ったフトシもリンチ。
ケンスケ最強!
番長だけど優しい面もあるタケシがよく描かれてるなと感じた。乙女心は複雑かもしれんけど少年心も結構複雑やん。
ラストはちょっと唐突っぽいけどテーマ曲である井上陽水の「少年時代」が流れると自動的に感動するようできてます。名曲やなー。
無性に漫画も読み返したくなったけどどこにあるかわからん・・・今度押入れの奥探そう。