高専柔道小説「北の海」井上靖 [本]
井上靖の自伝的小説「北の海」上・下巻読み終えた。
面白くて一気に読破した。
かなり前に読んだ作品なのでほとんど内容忘れてた。もっと高専柔道の話がびっしり書かれてたと思ってたけど実際柔道部でのシーンは全体の3分の1くらいだった・・
けど十分高専柔道の魅力が描かれてて俺もこんな柔道やりたかった!とおもわせてくれます。
「こんな柔道」とはー立ち技でなく寝技がメインの「練習量がすべてを決定する柔道」です。
作中の名言としてほかに「学問をやりにきたとおもうなよ、柔道をやりにきたと思え」「いっさいものは考えるな」「この世に女はないものと思え」
等この柔道部の教えはすがすがしいほどシンプルで力強い!ロマンを感じるなあー。
漫画の「柔道部物語」のような部活の楽しさ(実際やってる人間はしんどいけど)がビシビシ伝わってきます。
柔道に特別詳しくなくても全然楽しめるとこもいい。
やっぱり高専柔道漫画描きたい!猛烈に!!
マイ本棚殿堂入り作品に決定。
2009-08-05 23:52
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