映画「はなれ瞽女(ごぜ)おりん」 [映画]
この映画数年前にテレビで見て衝撃を受けその後忘れてて最近ごぜの本とか読みまくった中に原作の「はなれ瞽女おりん」があってそれを読んだら猛烈に見返したくなってDVDを購入してしまいました。
話は男と関係を持ったためはなれごぜとなったおりんと脱走兵として逃亡中の鶴川(偽名)の純愛ロードムービー。
とにかくおりん役の岩下志麻が最高にいい!
当時36歳くらいだけど15,6歳から30歳くらいまでのおりんを見事に演じきってます。(盲目なので目はずっと閉じたまま)
純潔っぽさと色気の両方を兼ね備えた岩下志麻はもう無敵やなー。西田敏行とかきききりんとかもかなりいい演技してるけど岩下志麻のおりんには誰もかなわない。
この映画見た80パーセントに人は志麻ファンになることでしょう。
はなれごぜとしてずっとしいたげられてきたおりんは鶴川とであって初めて女らしい、人間らしい暮らしと気持ちをもてたと喜んでるがほんまによかったのはおりんと出会えた鶴川でありこの映画をみているおりん(志麻)ファンなのだった。
しかしこの話途中でおりんが幸せになればなるほどラストにむかっての悲劇ぶりがこたえます・・・
かなり・・・相当悲しい展開になっていきます。
そしてどうしょうもなくせつな美し哀しいラストシーン・・・最後5分くらいは原作本にはなく映画版になってつけたされたみたいやけど・・・泣けます。哀しすぎて。号泣というよりホロホロなけます。
無理やりいい風にもとれるけどやっぱりせつない終わりです。
いやあ・・・・これ見てない人は必見映画だと思います。