「みんな山が大好きだった」山際淳司 [本]
ノンフィクション作家の山際 淳司が書いた「みんな山が大好きだった」という本読む。
世界や日本のアルピニストたちのことを何人も紹介しているダイジェスト的な内容。登山にあまり詳しくないのでそれぞれすごい人がいるなと感心しながら読む。
しかしそのほとんどの人が山で亡くなっている・・・・山際さんはアルピニストたちをロマンチストだとたたえているけどあまりに褒めすぎな気も多少した。そこまで言わなくてもすごいのは伝わるというか作者自身が一番のロマンチストだったりするのが面白い。
ご丁寧に紹介した山男たちのそれぞれの著作も載せてるのでそんなの教えられたら読まずにはいられないって!
それも軽く10冊以上・・・・
とりあえず3冊ほど図書館で借りることにしました。
映画「アイデンティティー」(2003アメリカ)見る。
大雨のため、10人の男女がモーテルに一晩閉じ込められることになり、殺人事件が起こる設定。
トリックの面白さがすべてな映画なので内容は書かないけど面白かった。
前にテレビでも見たような気がしたけど思い出せなかった。
「絶対貧困」石井光太 [本]
たまたまラジオで知った「絶対貧困」という本がすごかった。
作者は自らスラム等の貧困地域に出向き体験取材するスタイルのフィクション作家石井光太。
この本はいろんな国の貧困者たちの実情をわかりやすい文章で写真や図を使って解説されたものではっきしいって想像以上にきつい内容ですが読むべき1冊かと。
現在、日本という国で生まれて暮らしているという当たり前の事実を改めて考えさせられると思う。
特に子供関係の貧困事情は信じられないくらいの話がいくつも紹介されてます・・・悲惨な状況の中、それでもたくましく生き抜いているという点では人間のしぶとさや生命力の強さを感じられなくもないのと文体がソフトなのでなんとか読めますがーきびしい!
これは同作者の他の作品も読まんとあかんな!!
えーと・・・本日立川の柔道大会に出場してきました。
またも1回戦負け・・・次は今月14日。同じく柔道の試合です。弱い、俺!
不可能からの脱出―超能力を演出したショウマン ハリー・フーディーニ [本]
先日見た映画「奇術師フーディーニ 〜妖しき幻想〜」の主人公フーディーニのについて書かれた本「不可能からの脱出―超能力を演出したショウマン ハリー・フーディーニ」読む。
「脱出王」「手錠王」「ジェイル・ブレイカー(牢破り)」と呼ばれたハリー・フーディーニがどうのしあがっていったかを書いた本。
読むといかにフーディーニが観客やマスコミをあおって自分の名を高めていったかがわかります。マジシャンは俳優でもありプロレスラーでもあるんだなぁ。
あるマジシャンの言葉
「私がひとたび観客を完全に掌握すれば後ろを象を連れた音楽隊がマーチを演奏しながら行進しても気付かないだろう」
久々にマタギ本も1冊読む。
「悪」と戦う/高橋 源一郎 映画「南へ走れ・海の道を」 [本]
今日は日曜柔術参加者1名。
二人きりのおっさん練習だったけど結構いい運動になった。ただでさえ汗かきなのに体重増えてからさらに発汗量が増加。ちょっと筋トレしただけで背中に玉のような汗!
もちろん体重はほとんど落ちません・・・
「悪」と戦う とい本を読んだ。作者の高橋 源一郎はたまによむフリーペーパー誌R25のコラムを読んだことがあるくらいだったけどたまたまテレビで見かけてその人生や60才近くになって二人の息子の子育てをしてる話が面白かったので読むことにしたのだった。
コラムは大人向けだから結構まじめな話が多かった印象だけどこの本は子供が主要キャラなのもあって年齢問わず読めるようになってた。(字も行間もかなり大きいのですぐ読み終えれるとこもいい)
内容は思ってたのと全然違ってていい意味で予想を裏切られて面白かったです。
「悪」とは一体何なのか・・・考えさせられる1冊。
チャンネルNECOでやってた映画「南へ走れ・海の道を」(1986)
沖縄を舞台にした岩城滉一主演のハードボイルドアクション。
プロボクサーの弟(柳葉敏郎)をヤクザに殺された岩城(戦場カメラマン)がやくざたちにリベンジするシンプルなストーリー。
開始早々ヤクザ(片桐竜二ら)にボコボコにされて殺される柳葉らのやられ方が結構えげつない。特に小沢仁志のやられた顔がものすご怖い!
恋人役の安田成美がやたら若い!(全員若いけど)
あと、拷問シーンでチンコをチェーンソーで切られるのが見てて恐ろしすぎ!たしか「沖縄ヤクザ戦争」(タイトルうろ覚え)という映画でも千葉真一率いる軍団が敵の組員の金玉をはさみで切り取る残虐シーンがあったことを思い出した。沖縄ヤクザ凶悪すぎ!!
ちょい役で出演の萩原憲一がステッキに白髪、眉毛をそった異様な風体のヤクザを演じてたけど違和感以上にインパクトあったな~。さすがショーケン!
二人きりのおっさん練習だったけど結構いい運動になった。ただでさえ汗かきなのに体重増えてからさらに発汗量が増加。ちょっと筋トレしただけで背中に玉のような汗!
もちろん体重はほとんど落ちません・・・
「悪」と戦う とい本を読んだ。作者の高橋 源一郎はたまによむフリーペーパー誌R25のコラムを読んだことがあるくらいだったけどたまたまテレビで見かけてその人生や60才近くになって二人の息子の子育てをしてる話が面白かったので読むことにしたのだった。
コラムは大人向けだから結構まじめな話が多かった印象だけどこの本は子供が主要キャラなのもあって年齢問わず読めるようになってた。(字も行間もかなり大きいのですぐ読み終えれるとこもいい)
内容は思ってたのと全然違ってていい意味で予想を裏切られて面白かったです。
「悪」とは一体何なのか・・・考えさせられる1冊。
チャンネルNECOでやってた映画「南へ走れ・海の道を」(1986)
沖縄を舞台にした岩城滉一主演のハードボイルドアクション。
プロボクサーの弟(柳葉敏郎)をヤクザに殺された岩城(戦場カメラマン)がやくざたちにリベンジするシンプルなストーリー。
開始早々ヤクザ(片桐竜二ら)にボコボコにされて殺される柳葉らのやられ方が結構えげつない。特に小沢仁志のやられた顔がものすご怖い!
恋人役の安田成美がやたら若い!(全員若いけど)
あと、拷問シーンでチンコをチェーンソーで切られるのが見てて恐ろしすぎ!たしか「沖縄ヤクザ戦争」(タイトルうろ覚え)という映画でも千葉真一率いる軍団が敵の組員の金玉をはさみで切り取る残虐シーンがあったことを思い出した。沖縄ヤクザ凶悪すぎ!!
ちょい役で出演の萩原憲一がステッキに白髪、眉毛をそった異様な風体のヤクザを演じてたけど違和感以上にインパクトあったな~。さすがショーケン!
人喰いライオン小説「人喰鉄道」 [本]
人喰鉄道 (ランダムハウス講談社文庫 と 1-3 戸川幸夫動物文学セレクション 3)
- 作者: 戸川 幸夫
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2008/06/10
- メディア: 文庫
イギリスの鉄道会社が植民地のアフリカに鉄道を敷く工事をしてるさなかに人食いライオンたちが襲い掛かってくる話。
主人公は2代目所長のパターソン。戦う相手はライオンだけじゃなく人種問題やイナゴ襲来、疫病等のアフリカ自体というか大自然そのもの!
ライオンたちの人食い(マンイーター)ぶりはすさまじく計200人以上の人間が餌食となる。人食いたちは狡猾で残忍、人間の仕掛けるあらゆる罠の裏をかいてくる。そして一度狙った相手や傷を負わされた相手には執拗に追い続け食い殺してしまう。
人食い熊の話をいくつか読んだことがあるけどライオンとも共通する部分があり同じくらい恐ろしい。
だいたいこの話は実話が元になっているというところが一番怖い!
そんな人食いたち相手に奮闘するパターソン所長の戦いが熱い!
「ゴースト&ダークネス」という映画があるけどそれも元はこの話だと思うので今度見直しときます。
H・ブレナンのゲームブック「暗黒城の魔術師」 [本]
暗黒城の魔術師―グレイルクエスト〈01〉 (Adventure Game Novel)
- 作者: ハービー ブレナン
- 出版社/メーカー: 創土社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 単行本
中1くらいの時すごいはやったゲームブック。
クラスの男の3分の2くらいやってたような気がする。特にソーサリー4部作とか。
もちろん自分もはまったくちで小遣いで買える分だけいろんな種類のゲームブック買いあさってた。
しかしはやったのはほんの一瞬でしだいにやるやつは減っていき最後には周りでやってる人間もなくなりゲームブック自体もいつのまにか出版されなくなってた。このころドラクエ等が出始めててそういうの好きな奴はゲームにいったと思う。
買ったはいいけどほぼ読まないままだった大量のゲームブックを捨てたかどうしたかさえ記憶になく今まで生きてきた。
で、たまたま思い出してネットで検索したら5,6年前に人気あったものがいくつか復刻されてることを知った。
色んなシリーズの中一番好きだったのがJ・H・ブレナンという人が書いたドラゴンファンタジーシリーズ。このシリーズだけはほんとに面白くて他のゲームブックと一線を画してたのになぜかやってるやつが俺以外一人しかいなかった。(しかもそいつも中2で転校していった・・)
そのブレナンのシリーズも3巻まで復刻されてたのでまよわず購入&25年ぶりに読む!
あの面白さは本物だった・・・・今読んでも十分面白さを感じれました。
独特の雰囲気の文体を説明するのは難しいけどとにかく作者がこの本を手にした人にすみずみまで楽しんでもらおうとあらゆる手をつくして作られているのがビシビシ伝わってくる。
今コンピュータゲームの進化はものすごいことになってて実写と見まがうほどのグラフィックや演出がほどこされてるけどまだまだ紙もすてたものじゃない・・・と思わされる1冊。
昔ゲームブックやった人もやってない人もぜひ一読することを強く勧めるシリーズです。
1巻読み終わる前に2,3巻アマゾンで注文しました。
「ムエタイに関してはこの本が最高峰」/映画「イカとクジラ」 [本]
ムエタイに関してはこの本が最高峰! (BUDO-RA BOOKS)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 東邦出版
- 発売日: 2007/10
- メディア: 単行本
ムエタイに関係する漫画を考えているけどムエタイ知識が映画「マッハ!!」が好き位のレベルなのでちょっとずつ勉強中。
ムエタイ本「ムエタイに関してはこの本が最高峰」購入して読む。
何人かのトップ選手(ブアカーオ、アヌワットら)のインタビューやテクニックが少しとムエタイ関係者のインタビューが載ってる本。スタジアムで働いてる人やプロモーター、賭け屋、レフェリーとかあまり格闘雑誌に載ってない人たちの話が読めてよかった。
あと、選手たちの肉体や動きがやばかった(DVD付)。
実用的には首相撲が習いたいと前から思ってます。
「イカとクジラ」(2005アメリカ)という映画見る。イカ対クジラのすごい対決が見られると思ってたら全然違った!
ある4人家族の両親が離婚してその後の話をたんたんと描いた話。
特別大きな事件がおきたり感動物語があることもなく終わる・・
町山さんのブログに解説載っててそれ読んで理解しました。これは監督の自伝的映画なのでした。さすがにそんなことは映画見ただけじゃわからんなー。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20051130
筋肉栽培法 [本]
ボディビルダーについて書かれた「果て無き渇望」という名ドキュメント本があるけどこの「筋肉栽培法」というノンフィクションドキュメントは山際淳司という人が書いた「逃げろ、ボクサー」という本の中の一編。
書かれているのは先日読んだ「鍛える理由」の著者で元全日本ボディビル王者にして東大教授石井直方先生の現役時代の話。
時間をかけて丹念に筋肉を鍛え上げる様子を細かく描写している。
ビルダーとは自分の身体の中にもう一人の「マッスル」という生き物を飼っている人間のことだーと。
とにかく筋肉を大きくすることしか考えていなかった石井直方にそんなに鍛えまくって結局どうしたいのかというようなことを聞く作者。
当然石井もそんなことは何度も自問自答してきた問題。
「そのことを考えたら・・・人生そのものがむなしさのかたまりとなってしまう。何のために生きるのか?誰も答えられない。」
「だからーそういうことは考えないほうがいい」
この本は他に表題の「逃げろ、ボクサー」というボクシング世界王者大橋秀行の兄である大橋克行というボクサーのことを書いた面白いノンフィクションもあった。
打たれずに試合を終えることだけを望み試合中に解説者やリングサイドの新聞記者の声をも耳に入れてポイントを計算しながら戦ってた異色のボクサーである意味天才肌。
「俺は温室育ちのチャンピオンになるんだ。何もかも投げ捨て、犠牲にしてチャンピオンになるなんて性に合わない。
おれは打たれないでも勝つ自身があるんだ」
結局チャンピオンにはなれなかったみたいだけどこういう人っているんだなぁ。
筋トレが人生を変える!「鍛える理由」/「ビビビの貧乏時代」水木しげる [本]
ビビビの貧乏時代 いつもお腹をすかせてた! (ホーム社漫画文庫) (HMB M 6-7)
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: ホーム社
- 発売日: 2010/03/18
- メディア: 文庫
東大入ってボディビルやパワーリフティングやり始めて活躍した石井直方という先生が書いた「筋トレが人生を変える!鍛える理由」という本読む。
本人の自伝とトレーニングの研究について書かれてます。
写真も多く載ってるけど若いときの体相当すごい!プロテイン摂取や加圧トレとかもいち早く取り入れてやってたみたいです。
2002年にテレビで取り上げられて以降名が知られて結構多くの本出してます。
「筋肉は裏切らない。がんばっても顔は変えられないが、努力すれば身体は変えられるのです」という主張がなんか面白い先生でした。
今は教授になって筋肉関係の研究を続けているそうです。
「ゲゲ女」ブームに乗って水木本がなんでもかんでも出てるのでどれを読んだかわからなくなってきたりする中読んだのが「ビビビの貧乏時代」
水木先生本人(名前はそのつどちょっと変わってる)が漫画の中に出てきた短編をまとめたものでいくつか読んだことあるものも混じってたりする。
まぁどれも水木節全開で面白いのだけど特によかったのが「漫画狂の詩 池上遼一伝」という読みきり。
漫画界最高絵師のひとり、池上先生が水木プロに在籍していた時代の話を水木先生が描いている幻の一編!
昭和50年の作品。
「座頭市」の原作、脚本、小説読む [本]
映画「座頭市」の原作が10Pくらいの短編だったということは知っていたけどこのたび初めてその子母澤寛の原作が収録された本「座頭市―時代小説英雄列伝」読んでみたけどそれがよかった!
多少映画と違ったイメージの箇所もあったけどこの短い中に見事に市のキャラが書かれててすばらしいのでした。
映画の1作目「座頭市物語」の脚本も載っててそれも興味深く読めたし。
そしてその原作者から好きに書いていいといわれ書かれた小説版座頭市「新篇座頭市 」(1967年)もついでに購入&読破。
こっちはまったく期待せず読み始めたら・・・さらによかった!
内容は映画にはないオリジナルだけど座頭市 のよさを描きつつ作者本人のテイストを表現した傑作だと思われる。
盲人市の社会的身分の低さや立場から来る哀切や苦しい日々を生きる人間たちの汚さや悲しみが全編をつつんでいてそれがなんともいえずいい雰囲気を出している。
全キャラがせつない!
作者の童門 冬二という人ただ者じゃないなと他の著書も読んでみたくて調べたら・・・・めちゃくちゃ多作やん!