本格マタギ小説「黄色い牙」 [本]
動物もの小説読み散らかしていくうちにこの「黄色い牙」にぶちあたった。
作者は志茂田 景樹。今まで小説家ということは知っていたけどどんな本書いてるか知らず興味もなかった。
「いいとも」とかでオカマチックなキャラをやってた人くらいにしか印象がなかったのでこの本読んでそのギャップにびっくり。
志茂田 景樹先生はほんとに小説家だった!
マタギとは北海道や東北あたりの山で猟(おもにクマ)生活を送っていた集団のことで多分今は純粋なマタギはほとんどいないんだろうと思う。
この本は昭和初期、絶滅しかかっているあるマタギの集落を舞台にした物語で今まで読んだことのあるマタギの出てくる本に比べても相当面白かった。
最近ごぜ関係の本だいたい読み尽くしてきつつあったので次はマタギに関する本を読もうかなとおもったくらいマタギの魅力にあふれた1冊だった。
驚くのは作者がマタギの暮らしに密着してその文化を体験したりしたわけではなくある程度資料を集めて創作したという点。
どのくらい調べたかはわからないけど本の解説等読むとその辺(取材不足をあまりある想像力で補っているとこ)に感心している作家たちのコメントものっているので実際最低限の時間と量でこの話つくったんでしょう。
志茂田 景樹おそるべし!
面白くてじっくり読みすぎて時間かかってしまった。
最近、本,漫画読んで練習して仕事してテレビ番組チェックして・・・という自分の生活サイクルの中に「ドラクエ」がちょこちょこ入ってきてるので時間をとられ読む本が少しづつ棚にたまってきている・・・
そんな中漫画「からくりサーカス」9巻読む。新展開になってきたけどやっぱり感動。
「極王」盲導犬キングの話 [漫画]
本日「月刊ヤングキング」9月号発売。
「極王」6話はパートナーの盲導犬キングに関係する話です。