「フレームのなかに風があふれた」 [本]
フレームのなかに風があふれた―ドキュメンタリー撮影30年の軌跡
- 作者: 佐藤 郁弥
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1989/09
- メディア: 単行本
まず最初に熊撃ち猟師だった久保さんが書いた本「熊撃ちーKUMAUCHI」読んで次にその久保さんの娘のドキュメント「大草原のみゆきちゃん」を見て、最後にそのドキュメントを撮ったカメラマンの書いた本があると知って読んだのがこの本「フレームのなかに風があふれた」でした。
ドキュメントが好きでよく見てるけどその映像を撮っているカメラマンのことはほとんど考えたことがなかった。
作者はいくつもの賞を受賞した一流のカメラマンで「ドキュメンタリー作りとは映像で文章を綴ること」という。
そんな人が今度は本当に文章で自分のドキュメントを綴った本。
自分の半生や撮ってきたドキュメントの話を書いているのだけど風景が目に浮かぶような文章でさすがだなと思わされる。
いくつかドキュメントが紹介されてるけど中でも圧巻だったのは地球最後の秘境という魔のマゼラン海峡横断の話。
本当にそのドキュメントを見てるような錯覚に陥るくらいの迫力のある内容でした。
ぐっとくるシーン、泣けるシーンがいっぱいあります。
今後ドキュメント見るときの見方がかなり変わってくると思われる名本!
2009-11-21 09:18
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