「どんぐりの家」のデッサン―漫画で障害者を描く [本]
障害者のことを扱った漫画を数作10年描いてきた漫画家山本おさむが原作に出会い漫画化しようとした際のことや連載中にあったことを書いた本「どんぐりの家」のデッサン―漫画で障害者を描く、を読む。
まず「障害者」を扱うというだけで編集部サイドの了解をとることにかなりの苦労があったと。
もし問題がおこったら最悪本の回収や絶版ということになるので慎重になるのも当然かもしれないけど。
もともと障害者について知識があったわけじゃなかったそうので描きながら勉強したり当事者たちと触れ合ったりして理解を深めていく様子がよくわかります。
大変な作業だったと思うけどこれはなかなかまねることの出来ないすごいことだと思う。この漫画が受け入れられなかったら筆を折ってもいいくらいに心を込めた漫画。
山本作品はプロ棋士村山聖の自伝漫画しか読んだ事なかったけどほかのもぜひ読まねば!と強く思わされました。
山本先生最高。
2010-12-20 14:08
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