永井荷風自伝的作品映画「濹東綺譚」(ぼくとうきだん1992) [映画]
孤高の小説家永井荷風が書いた私小説的作品「濹東綺譚」は2回映画化されてるが2回目の1992年版見る。
女遊びの放蕩を尽くす主人公役がやたらぴったりなのが津川雅彦。ヒロインの娼婦に墨田ユキ。この人が元AV女優ってことすっかり忘れていたー最近全然見ないけどきれいなので結構好きです。この映画でも墨田ユキの魅力が存分に発揮されてた。
撮ったのはこの間100歳を間近にして映画を撮ったドキュメントやってた新藤兼人監督。
娼婦、女郎もの作品では最後に女が悲惨な展開になることが多いけどこれは逆パターンだったのが意外。とはいえ悲しい気分になるのは同じだけど・・・「若いころのことは幻みたいなものだ・・・」としみじみつぶやく津川雅彦のセリフが重い。
永井荷風本人の晩年もかなり孤独だったみたいけど。
荷風小説読んだことないのでまずこの「濹東綺譚」から読んでみようとも思った。
2010-10-12 15:29
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