「藤子不二雄物語 ハムサラダくん ~完全版~」上・下/吉田忠 [漫画]
藤子不二雄物語 ハムサラダくん ~完全版~ 上 (レジェンドコミックシリーズ―ポケットレジェンドコミックス (14))
- 作者: 吉田 忠
- 出版社/メーカー: マガジン・ファイブ
- 発売日: 2007/01/25
- メディア: コミック
少し前に一風変わった漫画ばかりを紹介した「なんだ!このマンガは?」という本の中の最後に載ってた「ハムサラダくん」。
ずっと忘れてた漫画ーというか子供のときちらっと読んだくらいの記憶しかなく調べたらコロコロで1977年から3年くらい連載してたと。当時5歳だから多分誌上では読んでおらず後年単行本で見たのだと思うけどさだかでない。
で、たまたま上下巻見かけたので購入しといた。買った後アマゾンで見たら上巻なんか6円だったことにびびる・・・
内容は安孫子先生の名作自伝的漫画「をまんが道」子供用に書き直した物語。
ただし、二人のあだながハムくんとサラダくんになってます。理由はそれぞれハムとサラダが好きだから。それだけ!
この漫画の登場人物たちはみんな喜怒哀楽が激しくすぐ燃え上がったり泣いたりするのが特徴。
手塚先生の漫画を読むときなんか興奮してハーハーしてるし!エロ本見てるんじゃないんやから・・・
作者の吉田忠先生は藤子プロの1号生だということです。
巻末のインタビューに書いてたのは描くに当たって特に改めて取材とかしたわけでもなくそれどころかオリジナル「まんが道」もロクによんでなかったことが発覚。ある意味すごい・・・
作中にハムくん(藤本先生)が作画中原稿に血を吐いてそれをホワイトで修正する場面があって「んなアホな」と笑ってしまったけどそのエピソードマジだったとことが一番の驚き&感動。藤本幻想が高まるなぁ。
とにかくつっこみどころ満載な作品なんだけどあとひとつ上げとくと「白雪姫」のアニメ映画を見てる手塚先生の姿を見たハムサラダの感想「50回以上見てるというのに先生は・・・まるで初めて映画を見る原始人のように純粋な驚きの目をしておられる・・・」
ってもっとほかに言い方があるだろう・・「原始人」って・・・・
http://neoutopia.net/interviews/yoshida.htm
ダスティン・ホフマン主演「わらの犬」(1971米) [映画]
サム・ペキンパー監督の「わらの犬」はじめて見た。
バイオレンスムービーの金字塔みたいに言われてる作品なので期待して見るも前半はあまりアクションもなく静かな展開。
アメリカの都会からイギリスの片田舎に越してきたダスティン・ホフマン(数学者)とその若妻エイミー。
しかしなかなか田舎になじめずしょっちゅう喧嘩になる二人。
そのエイミーに目をつけたのが町のチンピラ軍団、というかエイミーを演じる女優スーザン・ジョージが色っぽすぎ!ただでさえそうなのにミニスカ、ノーブラで出歩いたりカーテンを閉めずに着替えたりとかガードがゆるすぎる・・・観客へのサービスなのか(だとしたら監督最高)監督の趣味なのかそれともあえてそういう演出なのかわからないけどそりゃレイプされるやろ・・・と思わずにはいられないほどエロいです。
で、その襲われるシーンがやたら長い・・・見てる方がちょっといやだなと感じるほど。
終盤ようやくホフマンも覚醒しだしてえげつない戦いが繰り広げられる。前半がのんびりしてた分すごい緊張感。主人公がただの数学者でまったく強くないというのがいい。ブロンソン映画でもこういう展開(奥さんが殺されて娘は犯されるとか)よくあるけどブロンソン自身が強すぎて緊迫感があまりないもんな。
ホフマンが敵を倒してもスカっとしたりカタルシスを感じたりしないのがこの映画のよくできているところなんかな。
よかったのでDVDに保存版決定。そしてペキンパー映画もっとみたくなってきた。
Jトラボルタ主演「閉ざされた森」(2003米) [映画]
「プレデター」や「ダイ・ハード」等のアクションを撮ってきたジョン・マクティアナン監督の初サスペンスアクション映画「閉ざされた森」(2003米)見る。
見る前はタイトルだけ見てホラーかモンスターパニックものかと思い込んでたら全然違う話だった。
ジョン・トラボルタやサミュエル・L・ジャクソンらが出演。序盤に裸で現れるトラボルタってムキムキなのかムチムチなのかよくわからん身体してるな。
舞台はパナマの米軍基地で演習中に起きた殺人事件の真相を追うストーリー。トラボルタが「やつに吐かせられない相手はいない」みたいな尋問のエキスパートということで出てくるけどそれがどういうテクニックでどうすごいのか説明がないから吐かせてもいまいちすごさがわからない・・・その上話がどんどん込み入ってくるのでついていくのが結構大変。画面が暗いし外人の顔が区別しにくいし。
最後の意外な結末というのには「へぇー」と思ったけどこんなに複雑に見せなくてももうちょっとわかりやすくならなかったのかな・・・とも思った。
中井祐樹インタビュー動画ー結構かっこよく作られてます