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すべての腰痛持ち野郎たちの叫び「腰痛探検家」 高野 秀行 [健康]


腰痛探検家 (集英社文庫)

腰痛探検家 (集英社文庫)

  • 作者: 高野 秀行
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/11/19
  • メディア: 文庫


40歳になり腰痛を発症した作者が健康な腰を取り戻すべくさまざまな治療を受けた時のことをつづった腰痛闘病記。

軽~中程度の腰痛持ちの人ならだいたい陥る腰椎治療の迷宮!
自分もこの本の作者と同じように腰痛に悩まされた20代前半ほぼ同じような経験をしたので気持ちがよくわかりました。
行く病院や医師によって病名や言うことが変わったり「ヘルニアです」「ほぼ一生治りません」とさらっといわれる時の気持ち、そしてここはよく治る!といわれたら「ほんまかな?」と思いつつも「もしかしたら!」とは思わずにはいられない卑しい腰痛持ちの性をよくあらわしてる本。

毎日毎日多くの腰痛患者と接している医師や整体師たちは治療を受けても一向によくならない患者たちのつらさがどれだけわかってるのだろう・・・と思わずにはいられない。面白く書いてるけど腰痛持ちの人間だけには作者の心の叫びが聞こえてきます。

腰痛に悩まされている人よりも腰痛を治療している人たちに読んでほしい1冊!まじで。

根津甚八

根津甚八

  • 作者: 根津 仁香
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/09/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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俳優根津甚八の奥さんが書いた本「根津甚八」読む。去年出た本。

もともと根津甚八自体にはそんなに興味がなかったので詳しく知らず、水谷豊と見た感じがかぶるなとかハードボイルドなしぶい役(刑事、探偵、ヤクザ)が多いなとかくらいで好きでも嫌いでもなかった。
最近見ないなと思ってたら目の下の筋肉が下がってくる病気にかかりさらに20年来患ってるヘルニアの悪化、そして2004年に起こした人身事故等が重なってうつ病となり精神が安定せず俳優業はほぼ廃業という・・・
この本を読むと俳優根津甚八にがぜん興味が出てきて出演作品が見たくなってきました。

特にメジャーとなった作品「黄金の日日」が見たい。

確かにかっこいい!

ノンフィクション・ノベルの金字塔「冷血」トルーマン・カポーティ [本]

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正月明けて今年1発目の仕事終了。「拳獣」第22話は長淵剛VSブロンソン!
10回目くらいで登場した長渕はやくざバージョン(「とんぼ」「オルゴール」のころ)だったけど今回は現在のマッスルバージョンで2度目の登場(もちろん別キャラとして)
そして・・・次に描く回にはとうとう千葉ちゃんこと千葉真一を登場させます!

冷血 (新潮文庫)

冷血 (新潮文庫)

  • 作者: トルーマン カポーティ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 文庫


忙しくてまだ「モンスターハンター3」に手がつけられないけど本だけはなんとか読んでいる。
トルーマン・カポーティ著の「冷血」
事実を取材しまくって物語のように書く手法ーノンフィクション・ノベルの金字塔とも呼ばれる作品というのでページ数多いけどがんばって読み終えた。
1959年にアメリカの田舎町で起きた一家4人惨殺事件のこと書いているのだけどその家族や周りの人々、犯人二人組が犯行を計画して事件を起こし逮捕され処刑されるまでを5年間の取材を費やして細かく記している。まさにまるでその場にいて見てきたかのように細部まで。

もともと売れっ子作家だった作者はこれでさらに名声を得たけどこれ以降ひとつも作品を書くことなく亡くなったそうです。
事件そのものを描いた映画「冷血」や作者が取材して執筆してたときのことを描いた「カポーティ」というのもあるみたいなのでそれも見とかなあかんな、一応。
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