「サバイバル登山家」服部 文祥(はっとりぶんしょう) [本]
先日情熱大陸で存在を知ったサバイバル登山(食料を現地調達し、装備を極力廃したスタイル)家の服部 文祥の著書「サバイバル登山家」(2006)読む。
初年、青年時代の話からなぜサバイバル登山家化していったかのいきさつなんかを書いています。
そして初めての単独サバイバル登山や黒部とかの条件の厳しい山行話をいくつか。
条件が厳しいっていうか失敗したらよくて遭難か大怪我、悪くて死亡という恐ろしい登山。
そういう登山が肉体的にきついというのはすぐ想像できるけど読むとそれよりも精神的にも相当きつそう。
登山時の日常は一般生活の日常の衛生レベルを大きく下回る。(主に雪山とかの場合ですが)風呂がないのは当然で手を洗ったり洗濯したりもろくになくトイレはテント内ですませ(大も小も!さらにテントが複数人利用時も!!)
これだけで普通の人はかなりなえると思う・・・
著者自身も最初はとまどったそうだけど「うんこのにおいで死んだやつはおらん」とか「紙を使わないで雪でしりを拭けばいい」とか言われてるうちに慣れていったみたいです。
こういう登山本読むといつも思うのが自分に登山知識がないから専門用語の意味がわからずどういう状態なのか全然わからないことが多いので絵や写真をなるべく入れてほしい(せめて注釈くらい)
まぁわからなくても問題なく面白いけどわかったほうがもっと面白いと思うので。
しかし読めば読むほどサバイバル漫画家にはなれないと確信。
サバイバル(ものの本や番組を見るのが好きな)漫画家にはなってるけども。
ジェニファー・ロペス主演の映画「ザ・セル」(2000)見た。
連続猟奇殺人犯の心の中に入り込んでさらわれてる被害者の場所を聞き出すという内容。かなり前一度見たときも心の中に入る設定なんかが夢枕獏の小説サイコダイバーシリーズにすげえ似ていると思った。
幼少時にひどい虐待を受けた犯人の心の中は相当変態チックでグロい。
中でも牛の輪切りシーンはインパクト大。(輪切りになってもピクピク動く内臓がエグすぎる)
話は暗いけどバッドエンドじゃないとこに救われる。