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銃乱射事件映画「殺人者はライフルを持っている」(1968)


殺人者はライフルを持っている! [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • メディア: DVD


「ザ・シネマ」チャンネルでたまたま見た映画「殺人者はライフルを持っている! 」(1968)。コメディタッチにも思えるタイトルに反して意外に重い映画だった。原題は「Targets」

内容も多少書くので見る予定の人はご注意ください。

二人の人物を交互に描く二重構造で物語は静かに進む。
一人は恐怖王と呼ばれる往年のホラー映画俳優バイロン。惜しまれながらももう俳優を引退するというバイロン。で最後に舞台挨拶をすることになる。
バイロンは語り部的な役割もしてて要所要所で意味ありげなセリフや小話の怪談とか話したりするがそれが結構いい。

もう一人の主役にして銃乱射犯人の生活は両親と妻と暮らし一見普通の家族に見える。
猟が趣味の父親から銃の扱いの手ほどきを受けたりちょっと病的な雰囲気を多少出したりはするけども周りは誰も気付かない。

そして開始40分くらいから殺戮劇が始まる(映画は90分)・・・手始めに家族を皆殺した後ハイウェイを走る車を狙撃したり凶行に及び警察に追われ最後はナイトシアターの舞台裏に潜伏、夜になると集まり出す観客を狙うため・・・・
そこでようやくバイロンストーリーと交錯することに。そのナイトシアターで引退の舞台挨拶をする予定のバイロン一行がやってきたのだった。

そしてラスト10分。バイロン対犯人の対決。といってもバイロンはおじいさんだからすごいアクションとかがあるわけじゃないがここも見せ場のひとつ。(最後に言い放つ言葉も含めて)

映画の予告だけ見たらクライムアクション映画に見えるけど実際はかなりたんたんとした感じで全然違った。

見てからネットで検索したら公開の2年前にアメリカで起こったテキサスタワー乱射事件(1966)が元ネタになってるそうです。
実話と考えると恐ろしさが増すな・・・
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漫画「罪と罰」1,2巻読む。
ドストエフスキーの原作とはちょっと違うけど面白い・・つい続きが読みたくなるようになってます。


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