最強クライマー夫婦本「凍(とう)」 [クライミング]
かなり前にテレビのドキュメントで見た最強クライマー夫婦の山野井夫妻の本「凍(とう)」読む。
絶対すごいだろうと思ってたけど想像以上にすごかった!
内容や結果知ってて読んでもなお戦慄と感動を覚えるすごい本。
メインはこの夫婦の登山の中でももっとも有名で壮絶な02年のヒマラヤの難峰ギチェンカンでの登山行。
有名な話しだし絶対読んだ方がいいので超省略してかくと夫婦で8千メートル級の登山に挑戦し全能力を使って登頂するも下山時に何度も雪崩に合い(しかも垂直の壁を降りてるとき)落ちかけたりショックで視力を失ったりしながらも何千メートルか下のベースキャンプまでたどりつく・・・・
常人なら多分パニックになったりあきらめたりしそうな状況の中で二人は「絶対降りる」というものすごい意志をもって体力の限界を超える行動を何日にもわたって行った。
最初に山野井というクライマーはスポーツでたとえるとボクシングのヘビー級でタイトルマッチが戦えたり100メートル走のファイナリストになれるくらいのレベルだみたいなこと書いてあってちょっと大げさだなと思ったけど読み進めると全然誇張じゃないなと思わされた。
ここまでの状況にあって生還できる人間はそういないだろうな。
結果山野井は手足の指10本失った。(妻の妙子さんは18本ないーちなみに奥さんも相当なすごい。だいたい有名なクライマーでそこまで指を失うひとはそういないという。それほどの凍傷を負う前に死んでいるから。この人はそんな事故に2度あいながら生きててかつさほど悲観してないところも普通じゃない。)
そしてその後もそして今も二人はクライムし続けている・・・
おととしくらいにその山野井さんがすんでいる奥多摩でジョギング中熊に襲われ重傷をおったニュースあったけどこの人は絶対しなないだろうなと思った。
ジャパニーズ・ダイハード!!
この本は作家の沢木耕太郎が取材して書いたものだけど山野井さん本人が書いた本もあるみたいなのですぐ読みたいと思ってます。
たまたま読んだ不屈の魂を持つ者たちを書いた本「不屈者」にも山野井泰史が紹介されてた。
2010-01-11 09:54
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