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第十四世マタギ―松橋時幸一代記 [マタギ]

自然破壊や後継者不足でもはや純粋にマタギとしてだけ生きていく人がほとんどなくなった今(といってもこの本が1989年だからさらに20年たった現在はどうなってるのだろう?)
時の流れと昔ながらの伝統&習慣のなんとかうまくすり合わせていく道はないかと模索している比立内14代目マタギの松橋さんの半生を描いた1冊。

実話だけあって熊撃ちの場面なんかリアルで熊の怖さがしっかり伝わってきます!
印象深かった言葉はマタギが熊を撃つ時の心構えとして「熊を撃つ(ぶつ)どきは熊の毛の数万本の中の1本を狙う気持ちで撃て」という教え。

よし!俺もこれから寝技で関節とるとき「人の骨の数百本の中の1本を折るつもりで極める」ぜ!(←ちょっと違うかな・・?)

あともうひとつ、松橋さんが何気なく言い放った言葉「人間も自然の一部でしかないべっしゃ・・」
この一言にすべてが集約されてると思います。

第十四世マタギ―松橋時幸一代記 (中公文庫)

第十四世マタギ―松橋時幸一代記 (中公文庫)

  • 作者: 甲斐崎 圭
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1996/08
  • メディア: 文庫



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