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升田幸三物語 [将棋]


升田幸三物語 (角川文庫)

升田幸三物語 (角川文庫)

  • 作者: 東 公平
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/08
  • メディア: 文庫


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最近の将棋の名人たちの本はある程度読んだのでちょっと以前の名人の本を読んでみようと何気なく選んだのが「升田幸三物語」(升田 幸三(ますだ こうぞう、1918年3月21日 - 1991年4月5日)

当時升田番をしていた人が書いた本で升田幸三の将棋も強いけど愛嬌のある性格と当時の将棋界の様子とともに色んなエピソードを紹介しています。
読む前は全然知らなかったけどこの本読んだら俄然升田ファンになってしまいました。

発言も行動も破天荒的なことが多かったみたいけど愛嬌があるので将棋ファンから愛されたんだろうなと思っ
た。

かなりの量の升田節やエピソードがかかれてますが一番ぐっときたのがこの話。
体を壊したこともあって棋士を引退。(それでも60を超えていた)
老後は碁を打ったりして楽しんでたところ雑誌の企画で当時アマチェア最強の真剣師小池重明と対戦することに。小池はおじいちゃんになっってよいよい状態の升田相手に余裕しゃくしゃく。周りは「升田先生は小池の強さをわかってるのかな?ちょっとボケがはいっているのかな?」と心配。
対戦が始まっても「久しぶりだからメチャクチャだ」と妙な手を指す升田。

しかし・・・すべては升田の「シャミセン」だった!
その妙な手は引退後も研究開発していた新手でそれに小池が気づいたときはもう遅く勝負は升田の完勝だった。


がっくりする小池に「君は強いけどアマチェアだ。俺がプロだということを忘れとったな」と升田。
升田は小池重明が強いこともわかったうえで勝負を受け全力で叩き潰しにきていたのだった!
そして帰り際に「ありがとう。君は、升田健在を宣伝してくれた。バイバイ」と去っていった。

か、かっこよすぎる升田幸三先生!!

升田本結構あるみたいなので全部読もうと思った。


今日は今から講道館に高専柔道の大会を観戦しにいこうと思ってます。
けど・・・早起きしたので眠い!
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