クマに会ったらどうするか

なんか細々とやることがあって忙しいです。
部屋の掃除もしようとおもいつつもつい本など読んでしまいました。

「クマに会ったらどうするか」
タイトルのクマについては少しだけで色んな動物の歴史的なことがえんえん書いてる本でした。
でクマと会った場合の対処法だけどこの先生曰く死んだふりはオススメできないと。
クマが新鮮な死体を食べるかもしれないし大型動物との付き合いの法則「なるべく自分を大きく見せる」に反しているからで野生獣は目の高さで相手の大小を判断しているらしいです。
クマは立ち上がると大きくても攻撃時は前脚を下ろして口で噛み付くので自分の体高を１メートルそこそこだと思ってるそうです。

後、荷物を置いて静かに後ずさりしていくのも準正解だって。
意外なのが｢立ち止まったまま話しかける」でカナダの老レンジャー曰くやってみて失敗したことがないそうな。
理由ははっきりしてないけど動かないことでくまを刺激しないことと話しかけられることへのとまどいがあるらしい。

注）これを読んで実践してクマにかじられたからって食われながら決してぼくを呪わないでください。

この本を読んで感じたのはこの先生は文中にさらりと上品なギャグ（じゃないけど適切な言葉がみつからなかった）みたいなものをいれてるとこ。
例えば「久方の光のどかな国立公園の中で、しず心なくクマに出会うことは大いにありうる」とか！
文中に全然関係なく「久方のー」とか使うなんて発想が出てこないって！
さすが学者先生や！！
パクらしてもらいます。

クマに会ったらどうするか―陸上動物学入門 (岩波新書)

• 作者: 玉手 英夫
• 出版社/メーカー: 岩波書店
• 発売日: 1987/06
• メディア: 新書

「バクマン｣２巻「め組の大吾｣５集も読む。