「先を読む頭脳 羽生義治」 [将棋]
プロの棋士が対戦中どうやって考えて将棋を指しているか科学の面から突き詰めてゆく内容の本です。そのプロ棋士の被験者として天 才羽生義治が登場。プロ棋士の凄みを見せ付けてゆきます。一見こ難しそうな本だけどわかりやすくて面白かったです。
作中で人間の頭脳とコンピューターをよく比較させていますがこの時点(2006年の本)でコンピュータは人間にチェスでは勝つが将棋ではまだプロ棋士に勝てないそうです。
ゲームの複雑さではチェス、将棋、囲碁の順になり将棋の複雑さの原因は取った駒を使える点。それが一気に選択肢の幅を広めるのでコンピューターがおっつかない。
あと、人間は「流れ」を読んで展開していくけどコンピューターはその場その場での最善手しか出せないので序盤、中盤に弱いと。
今までの想像だと棋士は展開を読むときあらゆるパターンを読みまくっていると思ってたけど羽生いわく、まず最善手候補をいくつか思い浮かべてその候補の分fだけ読んでいくと。つまりどれだけいらない手を読まないようするかが必要とされる。長考してるときは手をいっぱい読んでるのじゃなくその一手を打つかどうか決心に迷っていることが多いそうです。
そ、そうだったのか・・・もちろんコンピューターは全部の手を読むので時間がかかります。
棋士は特別常人よりすごい能力を持っているわけじゃなくいわば子供のときから将棋版という庭の中ですごしてきてるから経験で展開を読んだり詰め将棋をぱっとつましたりできると羽生さんはゆってますが・・・どう考えてもやっぱすごいってプロ棋士!!
2009-01-21 14:31
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