「将棋界 奇々快々」河口俊彦 [将棋]
あいかわらず将棋関係の本もちょこちょこ読んでます。「将棋界 奇々快々」。この本はベテラン棋士でもある河口俊彦さんが将棋界に生きる人たちのことを書いたエッセイ集で結構面白かったです。
基本的には昔の強い棋士には(いい意味でも悪い意味でも)個性の強い人が多かったが若手の棋士たちは将棋は強いけど面白みが少ないという話が多いです。
けど将棋ラブを感じる文章なのでいやな感じは全然せず楽しく読めます。
将棋で他の種目と違う部分のひとつが対戦後に当人同士で行う「感想戦」。
今さっき終わった将棋の内容をああだったこうだったと振り返るのだけど他の勝負系種目ではちょっと考えられんと思う。
例えば格闘技だと「あそこでフェイントにあなたがひっかかったから右のパンチでダウンを取れたんですよ」とか?
あと印象に残ったのは強い棋士たちは自分の型みたいなものをもっているという話の中であるゴルフの名手の言葉でそれを表してたとこです。いわく
「信念ある自己流は、確信なき正統派に勝る」だって・・・なんかかっこいい!!
2009-01-19 00:05
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0