風果つる街 [将棋]
先日真剣師小池重明の本を読んで夢枕獏のかいた「風果つる街」を思い出す。こっちはフィクションだけど真剣師が主人公でしかも小池重明をモデルにしたっぽいキャラとかも出てくる小説。相当前に読んだけど今また読み直したくなって押入れや本棚ひっくり返したけど見つからず。
で図書館やブックオフ回ったらようやく1冊発見して再読。
やはり将棋や真剣師のこと多少でも知って読むと感じるとこも変わってくる気がしました。
この話主人公が60歳くらいのじいさんってとこがまずいい。しかも将棋の腕はそこそこ強いがけんかは弱く、ずるがしこいとこがかっこ悪くてかっこいい。得意技は土下座で油断させといての金的、そして逃走。しびれるなぁ・・・
野垂れ死にのかっこよさとかっこ悪さもしっかりかかれてます。
主人公の元相棒の真剣師の最期の野垂れ死にシーンとかリアルで結構きびしいものがあります。
前編を通してかなり暗くすくわれない話が多いけど将棋しか生きる道がない男たちの生き様&死に様に胸を打たれること必至の1冊。
何度でも読み直したい1冊。
2008-12-11 18:42
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